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東京都江東区の歴史
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所在地 江東区森下2-22-9 (長慶寺) 

江東区指定有形文化財(絵画)
 絹本着色釈迦十六善神像
     
 この釈迦十六善神像は、本紙を幀貼装にしたものです。本紙は縦114.8cm、横57.3cm。幀貼装は縦138.9cm、横73.9cmです。
 十六善神とは、「大般若経」およびその経の愛持者を守る十六種の守護神です。釈迦十六善神像は、鎮護国家・除災招福のため宮中や諸大寺において行われた「大般若経」を転読する大般若会の本尊として祀られました。仏画としては基本的なもので、平安時代末からみられますが、特に鎌倉時代から室町時代にかけて多く描かれ、全国に作例が残されています。
 画像は、蓮華座に坐す釈迦如来を中心に、その左右に獅子に乗る文殊菩薩と白象に乗る普賢菩薩、法涌菩薩と常啼菩薩、経巻を積んだ笈を背負う玄奘三蔵と鬼神形の深沙大将を対にして並べ、その外側に十六善神を二分して配置しています。
 本像は、描線の力強さや、迫力のある造形性、濃厚で鮮やかな彩色などから桃山時代後期から江戸時代初期のものと推定されます。中世にまでさかのぼる作例がほとんどみられない江東区にとって貴重な作品といえます。
 平成10年(1998)8月 江東区教育委員会
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