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東京都江東区の歴史
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所在地 江東区門前仲町1-19-15

 旧東京市深川食堂
 東京市深川食堂は、東京市が社会事業施策として、大正9年(1920)から順次設置した16ヵ所の市設食堂のひとつです。延床面積は106坪。関東大震災の復興事業の一環として、昭和6年(1931)に着工、翌昭和7年(1932)に竣工しました。市設食堂とは低所得者のために安くて栄養のある食事を提供する施設のことです。昭和11年(1936)に閉鎖されましたが、昭和13年(1938)に東京市深川栄養食配給所として活動を再開、東京大空襲で被災しましたが全焼をまぬgれ、戦後部分修復して、東京都の職業斡旋施設となり、昭和32年(1957)には授産機能、昭和36年(1961)には福祉機能が追加されました。昭和54年(1979)に江東区へ移管され、「江東区内職補導所」と改称し、数度の名称変更を経て、平成18年(2006)に閉鎖されるまで利用されました。
 構造は2階建て鉄筋コンクリート、外壁はモルタル下地吹上仕上げ。大震災の教訓を活かし、当時の最先端技術である鉄筋コンクリートが採用されました。デザインの特徴は、明るく開放的な吹き抜け空間になっている階段室と、2階南側のスチール・サッシュ窓にあります。震災復興の近代建造物としての稀少性が認められ、平成20年(2008)に国登録文化財に登録されました。
 平成21年(2009)9月 江東区教育委員会














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