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東京都江東区の歴史
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所在地 江東区亀戸4-48-3 (常光寺)

江東区指定有形民俗文化財
 六阿弥陀道道標 延宝七年在銘
     平成14年(2002)3月29日指定


                   六阿弥陀詣でにぎわう常光寺「江戸名所図会」

 本道標は江戸六阿弥陀詣の巡拝路である六阿弥陀道を示すものです。
 江戸六阿弥陀詣とは、江戸時代、春秋の彼岸に六ヶ寺の阿弥陀仏を巡拝するもので、その巡拝地は順に上豊島村西福寺(北区)、下沼田村延命院(足立区)、西ヶ原無量寺(北区)、田端村与楽寺(北区)、下谷広小路常楽院(調布市に移転)、亀戸村常光寺となっていました。
 江戸六阿弥陀には奈良時代を発祥とする伝承がありますが、文献上の初見は明暦年間(1655~1658)であることおから、六阿弥陀詣は明暦大火後の江戸市中拡大、江戸町方住民の定着にともなう江戸町人の行楽行動を示すものといえます。
 本道標は、塔身・基礎より構成され、塔身の正面に「南無阿弥陀佛」、左側面に「自是右六阿弥陀道」と陰刻があります。
 また、右側面の刻銘から、延宝7年(1769)2月15日、江戸新材木町(現中央区日本橋堀留町1丁目)の「同行六十人」により建てられたものとわかります。
 本道標は、江戸六阿弥陀詣に関する最古の道標であるとともに、区内に現存する道標としても最古のものです。また、江戸で広まり亀戸にも札所のあった六阿弥陀信仰とその札所巡礼といった地域的特色を示すものとしても貴重な道標といえます。
 平成15年(2003)3月 江東区教育委員会
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