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東京都江東区の歴史
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所在地 江東区亀戸3-57-22 (亀戸香取神社)

江東区指定有形文化財
 紙本淡彩道祖神祭図 歌川広重 一幅
     

 道祖神祭図は、本紙を掛軸に表装したものです。本紙は縦33.6cm、横40.6cm。表装は縦158.0cm、横47.0cmです。
 香取神社の道祖神祭は、毎年正月14日、氏子の子供たちが宝船をかつぎ、亀戸から両国の辺りまで練り歩いたもので、享保のころから始まり、明治初期まで続きました。その光景は『江戸名所図会』の挿し絵に載せられ、『東都歳時記』にも記載されています。本図は人物や宝船を墨で描き、朱、青で淡彩を施しています。作者は浮世絵師・歌川広重(1797~1858)で、嘉永5年(1852)以降、広重の円熟期に描かれた作品とみられます。
 本図は、江戸時代の香取神社の古い行事の様子をよく伝え、作者が著名な広重であること、また戦災を免れて区内に伝えられたことなどから、貴重な作品といえます。
 平成9年(1997)9月 江東区教育委員会
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